FX業者のストップレベルの違いに驚いた件|比較一覧表

ほのぼのドル円日記

FX業者のストップレベルは国内業者、海外業者問わず業者ごとに異なります。ストップレベルがゼロの業者もある事に驚き各社のストップレベルの比較一覧表を作成してみました。

◆あまり深く考えていなかったストップレベル

何年間もトレードをしてきて今更ではありますが、私はストップレベルが業者によって異なる事、そして通貨によって異なることを知りませんでした。

私はFXを始めてから最初は複数の通貨を見てましたが、その後ドル円しかトレードしないようになり、そのドル円のトレードを行う際に、損切ラインは最低でも3pips必要であるものと勝手に思っておりました。

と言いますのも、私がメインでお世話になっているヒロセ通商さんとSBIFXトレードさんは、逆指値を3pips以内に設定すると〇pips以上離れた場所に設定して下さい。とエラーが表示される為です。

この3pipsというラインがヒロセ通商さんとSBIXトレードさんがドル円に設定したストップレベルという事になります。

今回は私のようにFX口座ごとのストップレベルについての知識が乏しい方に向けて、私なりに調べた結果をまとめておきたいと思います。

目次

◆ストップレベルとは?

ストップレベルについてよくご存じない方もいらっしゃるかもしれませんので説明します。

例えばストップレベルが3pipsに設定されている通貨の場合。

この場合はエントリー後2pipsで直ぐに利確するような指値を入れることは出来ないという意味です。(そもそも指値が入りません)

ですから指値で1pipsだけ抜くようなエントリーはそもそも注文が通らないという事になります。(もちろん成り行き決済は可能です)

これは指値だけでなく損切りに設定する逆指し値でも同様となります。

私は以前リスクリワードレシオ一覧表・勝率ごとの損益分岐点を作成した際に、損切りをかなり小さくする事でリスクリワードがあがるのでは?と考えていた時期があります。

しかし、ストップレベルの関係でそもそも損切2pipsというのは無理だし、最低ラインは3pipsからだなぁ…と考えていました。

まぁ損切り2pipsと言うと気でも狂ったかと思われるかもしれません。

スプレッドが1pips近いポンドルや1pips以上の通貨であれば1pips未満しか耐えれないので、エントリー直後に瞬殺ばかりになります。

しかし、ドル円の場合はこの2ppsの逆指値でもボラが基本的に小さいので結構持ちこたえたりします。

3pipsの利確に30分かかったりする事もありますからね。

特に勝率が低くとも高いリスクリワードという前提で手法を検証する場合は、頭ごなしに小さすぎる損切り幅を否定する訳にもいきません。

私自身は今の所、エントリー時点で4pipsに損切となる逆指値を入れてしまい、チャートの動きによっては1pips未満でも手動で切るようなトレードを繰り返しながらも、少しずつ月間プラスを出せるようになってきております。

なぜ4pipsになったのかの経緯についてはスキャルピングの損切幅の目安・決め方の方に3年以上にわたる検証がまとめてありますのでお読みください。

少しずつ結果が出始めた事によって、ボラが極端に小さなドル円では、小さい損切幅でコツコツエントリー制度を高めていくのがベストかなぁと現在では思っております。

おっと。話がそれてしまいましたのでストップレベルの話に戻りますね。(^^"

◆海外FX業者の口座を作り驚いた件

ストップレベルの話に戻ります。ストップレベルはどの業者も同じと申しますか、そもそもストップレベルというものをあまり深く考えた事が無かった私ですが、先日ずっと気になっていたGOLDのトレードをやってみようと新たにトレードビューという会社の口座を作成しました。

先に結論から言えば、このトレードビューという会社のストップレベルがゼロだったのですが、最初のトレードでビビりな私は2pipsの指値でエントリー。これが思わず通ってしまった事に驚き、更にスリップがプラス側にスリップするという衝撃の初体験をしました。

何となくエントリーしてみたエントリーの利確が結構すべって3.4pips。トレード時間は約4秒程度でした(ゴールドおそるべし)

このラッキーパンチはともかく、その後直ぐにストップレベルはどうなってるの?との疑問から設定の調べ方を確認し他にもこのようなFX業者があるのかについて色々と調べてみることにしました。

◆ストップレベルは業者だけでなく通貨によっても異なる

知っている方には当たり前の事ですが、ここはあくまで私のように、ストップレベルというものにあまり関心の無かった方や、初心者の方向けに記事をまとめてみようと思います。

まず、ここまでお話したようにストップレベルは業者によって設定値が異なります。

そして、このストップレベルの設定値はトレードを行う通貨ごとにも異なります。

例えばドル円のストップレベルが仮に2pipsに設定されていた場合、同じ業者でもポンドオージーは4pips等、エントリー時点で指値、逆指値を設定できる最小値が異なるという事です。

私は国内業者、かつ2つの会社、かつドル円のみのトレードをしていた為、このような基本的な知識さえも解らなかったのです。(^^"

◆国内FX業者のストップレベル比較一覧表

それでは先ず、私が長年愛用してきた国内口座のストップレベルから確認。

既に保有しているヒロセ通商とSBIFXトレード、そしてヒロセ通商の仲間のJFX、更に私が口座開設を検討している業者に絞ってストップレベルを確認しましたのでご了承ください。

国内FX業者のストップレベル比較一覧表
業者オアンダ
外為ファイネスト
楽天MT4
ヒロセ通商
JFX
YJFX
ドル円03.03.0
ユーロドル03.03.0
ユーロ円03.03.0
ユーロポンド03.03.0
ユーロオージー03.03.0
ポンドドル03.03.0
ポンド円03.03.0
ポンドオージー03.03.0
オージードル03.03.0
オージー円03.03.0

オアンダ、外為ファイネストはどちらも以前から開設を検討していたのですが、まさかストップレベルゼロだとは知りませんでした。

開設を渋っていた理由はスキャルピングが認めてられていない点です。

トレード自体が完全なスキャルピングではありませんが1分以内や数分で決済になるケースも多く、口座凍結の対象にならないかという不安がどうしても残ります。

しかし、今回を機に一気に気持ちが高まってきました。(^^)

楽天MT4はスプレッドも下がってきたのでストップレベルゼロであれば検討できそうです。

続いてペイペイポイントが還元されるらしく私が一番気になっているYJFXですがヒロセ通商やSBIFXトレードと同じ3pipsでした。

オアンダや外為ファイネストはゼロでしたが国内業者の多くがストップレベル3pipsとなっているので、このラインが国内においては暗黙の設定値となっているのかもしれません。

尚、個人的には大変お世話になっているヒロセ通商さんがストップレベルゼロだとありがたいのですが…

ヒロセ通商さんの口座でのトレードは様々なリスクがありますが、ツールが使いやすい業者なのでドル円だけでもせめてストップレベルを1.0ぐらいまで下げてもらいたいと願うばかりです。

また、オアンダはMT4もトレーディングビューも使えるらしいので、以前から良さそうな印象を持っておりましたが今回は更にその気持ちが高まってきました。

◆海外FX業者のストップレベル比較一覧表

スプレッドや様々な条件を比較して私なりに開設してある海外FX業者、及び検討していた業者での比較となります。

海外業者はほとんどがMT4なのでMT4の上部タブの『①表示⇒②気配値表示⇒③通貨の上で右クリックし仕様』の手順でストップレベルを確認する事が出来ます。

私はXM口座は以前、LINEグループに入るための会員になるために開設しなければならない事情で作成していたのですが、スプレッドがなかなか強烈で中々使いこなせず、現在はゴールドの試しにトレードビューとアキシオリー、ゲムのゼロ口座を開設しております。

タイタンは検討しましたが、最終的に本気でトレードをするなら、アキシオリーかトレードビューなのかなぁ…という感じで考えるようになっておりタイタンのみ開設しておりません。

尚、トレードビューとアキシオリーは取引ごとにスプレッドとは別に手数料が発生します。

海外FX業者のストップレベル比較一覧表
業者トレードビュー
アキシオリー
タイタン
XMゲム
ドル円04.02.0
ユーロドル04.02.0
ユーロ円05.42.7
ユーロポンド05.02.5
ユーロオージー012.06.0
ポンドドル05.22.6
ポンド円010.85.4
ポンドオージー016.08.0
オージードル05.02.5
オージー円09.95.0

こうして比較してみると一目瞭然ですが、トレードビューとアキシオリーとタイタンはストップレベルが全通貨ゼロで満点。(^^)

実際使用してみると解りますがゼロというのはかなり使いやすかったです。

私の場合はエントリー後に逆指値を小さな幅で移動します。

具体的には損失中に一瞬だけプラテンやイーブンに達する事があるのですが、この時に手動では判断できないような場面でも決済されるので、次のトレードチャンスに早々に切り替えることが出来る点においてはストップレベルゼロはありがたいの一言です。

ゲムのドル円2pipsは国内業者がほとんど3pipsである事を踏まえるとぎりぎり許容範囲であると思います。

しかし、ポンド円の5.4pipsやポンドオージーの8pipsというのは中々大きいですね。

エックスエムはスプレッドも地獄レベルですが、ストップレベルも地獄レベルと正直良い部分があまり見い出せません。

割とメジャーなポンド円でもストップレベルが10pips以上あるので完全に手動の方以外使い道が無いように思います。

まぁ、完全手動ならスプレッドを考慮しアキシオリーになるかと普通に思います。

◆ストップレベルゼロはやはり魅力

最後に、自分なりに色々調べ、実際に使用してみての感想となりますが、率直にストップレベルゼロはやはり使いやすく魅力的です。

特に細かい値動きを捉えるスキャルピング主体の方であればなおさら、ストップレベルのメリット・デメリットを考慮すべきかと思います。

個人的には税金面を考慮すると国内口座一択でしたが、追証を考えると海外口座が魅力的なのでどちらが優先という事はありません。

国内で追証無しと言えばスプレッドは高いもののIG証券のノックアウトオプションなどもありますので今後色々試していきたいと思っております。

最終的に勝てるようになるために、今後もあらゆるデータを取りながら、こちらにまとめていきたいと思います。

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