今日、自分の状況を振り返る意味も込めてほのぼのドル円日記を自分で全て読み返すというかなり大変な作業を行いました。(笑)
メンタル的な面も含めて自分の心の動きを検証してみたいと思います。
目次
まず、しっかりとFXトレードに取り組み始めたのが2018年8月のことです。
ここから一度も月間でプラスになる事は無く負け続けて2018年は終了します。
この2018年当時の思考のブレは簡潔にまとめると以下の通りです。
①勝率が低くても損小利大が大切と強く意識
②この手法では損切が大きくなり勝てないのではないか?と疑問(まさに損切貧乏になっている)
③損大利小になっても良いので勝率を高める為利確を早める
④勝率が何故か上がらないのでやはり損小利大のスタイルに戻す
こうして見直してみると、まぁ本当にブレにブレています(^^"
そして2019年に入ってからも思考はブレにブレまくります。
①微損でも微益でも建値撤退を意識
②ナンピン手法で勝率アップを意識
③ナンピンは止めデイトレードを意識
④スキャルとデイトレードの併用を意識(現在)
2019年は初めて月間でプラスを記録した月が出たにも関わらず、中途半端なナンピンで過去最大の怪我を負います。
結局、冷静に判断すると私が唯一使えそうな手法は『損切幅を小さく設定したスキャルピング』という事になります。
私が最初に選んだトレードスタイルは、おそらく皆が最初に通るであろう道ともいえる『スキャルピング手法』です。
スキャルピングはトレードの種類としては最も難易度が高いトレードスタイルと言われておりますが、実感としてはですね。
ズバリ!本当に難易度が高いです(^^"
しかし、私個人としては今現在、このスキャルピングが一番結果が出せそうなトレードでもあります。
勝率は鬼のように低いので、初めて月間トータルで勝てた月もその理由が正直解りませんでした。
ただ、冷静に振り返ってみるとひとつの考え方がスキャルピングで負けにくい状況をもたらしてくれたのはないかと考えております。
そのひとつの考え方とは、『裁量による損切、そして裁量による建値切り』という概念のようなものです。
スキャルピングを始めた最初の頃は自分が逆指値で設定していた損切幅に到達するまで損切はせずに、ひたすら伸びるのを待っていました。
当然利確した時の方が損切よりも常に大きくなるので一度でも勝つと2回程度の負けをチャラにすることが出来ます。
リスクリワードが優秀な理にかなったトレードスタイルをひたすらチャレンジしていた訳です。
そして、この理にかなったスタイルを継続した結果、散々なほどに負け続ける結果となりました。
その後、損切幅のMAX値は固定のまま、裁量でいつでも切れるスタイルへ変更し月間トータルで少しずつトントンに近い成績を出せるようになります。
また、マイナス圏にいったん大きく振れてしまった場合は、建値近くまで戻ったら欲張らずに切るという意識も強く持つようになりました。
『建値まで戻っただけでも幸せ』と考えるようにした訳です。
場合によっては微損撤退もあり。そして仕切り直し…
この仕切り直しという意識を持つ事が大きなポイントです。
結果的に小さな微益や微損が増えましたが大きな負けが減った分、『プラスマイナスゼロ近くの成績』を残せるようになり、スキャルピングトレードでは負けにくいトレードが出来るようになってきたのだと思います。
こんなんじゃ勝てない…と思う方が大半かと思いますが確かに中々勝てません。
しかし、どんな理由かは解らないまでも『たったこれだけのルール』を実施しただけで負けにくくなったという事に個人的に興味があります。
あと少しでプラテン・・・・ギャー!!!
これを永遠に繰り返すのであれば、このパターンで長時間ポジションを保有させられる状態をバッサリ切る!まさしく損切を行う事で次のトレードに集中する方がスキャルというトレードのスタイルにも合致しているのかもしれません。
尚、色々考えてはみましたが、やはり『大きく負けない』という点が生き残るポイントのように感じます。
スキャルピングが最も難しいトレードスタイルである最大の理由は再現性に乏しいという点にあるそうです。
確かに短期トレードになるほど、テクニカルを無視した急な値動きが多くなるのは事実です。
その為、エントリーする際もビシッとピンポイントでトレード出来る事はほぼありません。
しかし、振り返ると何度も何度も同じような状況でエントリーし同じように負けているパターンも実在するため、一種の傾向のようなものは見出すことが出来ます。
ですから自分が最も解りやすいトレード手法を構築していく為には、自分が負けているパターンを洗い出し、トレード対象から除外していく作業が必要になってきます。
例えば、ブレイク直後の飛び乗りは大きなプラスになるケースも多くありますが、ブレイクがダマシでその後大きく逆行してしまうケースも多々あります。
このような場合は、『ブレイク直後の飛び乗りそのものを取引対象から外す事』で無駄なヤラレを減らす事が出来るようになります。
また、ロンドン初動、ニューヨーク初動の逆張りで負けまくる場合は、『その時間帯のトレードそのものを取引対象から外す事』で無駄なヤラレを減らす事が出来るようになると思います。
はい、どちらもこれ私です。
今年は既に昨年度より大きく負け越してしまっておりますが、ひとつずつ自分のトレードスタイルを磨き、日々ブラッシュアップし続ける事で、為替市場で戦えるスタイルが少しずつ構築できてくると思っております。
今後もメンタル的に大きくブレながら進んでいくのかもしれませんが、なるべくブレが減る様に定期的に自分の精神状況を見直す時間を設けていきたいと思います。