今日は購入してまだ読めていなかったデイトレードと呼ばれている書籍をひたすら読みました。
もう久しぶりにどっぷりと読書しました。
読み始めると止まらなくなるほど、書籍の文言は心に響き世界に引き込まれていったのです。
今回は書籍デイトレードを読んでの感想をまとめます。まだお読みじゃない方のご参考となれば幸いです。
尚、率直に読み終えた感想を述べますと『深すぎる~!』という感想です。
シンプル過ぎる感想で申し訳ありませんが、この本はノウハウ本ではなくFXトレーダーとしてのあり方、心得のようなメンタル面に大きく影響を与える書籍であると思いました。
この本はFX市場では無く株式相場におけるデイトレーダーの立場で書かれている書籍ではありますが、為替相場でも全く同じ内容があてはまるものばかりで私は最後まで読んでも全く違和感はありませんでした。
おそらく、トレーダーとしての生き方を学ぶための書籍としては、この書籍ひとつで十分かと思います。それほど、全ての項目の奥が深く、『解りやすくもあり難しくもある本』であると思います。深すぎるという感想を述べたのはその為です。
先ほどあまりに衝撃を受けた為、湯船につかりながら本日2回目の読み通しを行いました。ちょっと本がヨレてしまいました(^^"
そして最後まで読み返してみて、改めてしびれるような感動がありました。
しかし、しかしです。感動はあるものの具体的に何をしたら良いのか?という点は結局わかりませんでした(^^"
きっとそういう事なんだと思います。
恐らくはきっとそういう事なんです。
何をすべきか?どんな手法でやるか?損切はどのラインで設定するか?資金計画はどうするのか?
そういった何をするか?という視点よりも『自分自身がどうあるべきか?』ということ。
相場に向き合う際の心構えなど抽象的ながら成長をするために必要不可欠な部分にフォーカスして、既に成功されている著者がその抽象的な部分を解りやすく分類したデイトレードの参考書的な本であると感じました。
言葉が下手で恐縮ですが、この書籍は本気で凄いです。
これからFXを始める方は、ノウハウ本以上にまずこの書籍を読んでからスタートする事をお勧めします。
このデイトレードという本の著者はオリバー・ベレスさんとグレッグ・カプラさんです。私は今まで知りませんでした(^^"
尚、この本の中で私が最も心に残った一文を紹介します。
【書籍デイトレードからの引用】
何ひとつうまくいかず、すべての選択の結果に自らの未熟さを思い知らされた時に、自らが成長しているとは思えないかもしれないが、こうした困難から這い上がってくるたびに大きな成長を遂げているのである。困難から這い上がってくる能力自体がその証である。
こうしてトレード成績を日記として記録しておくと、ある程度時間が経ってから見直した際に自分の心の浮き沈みを客観的に見る事ができます。
中でも2018年10月の後半の私は上記引用の一文のように何一つうまくいかず、全ての選択の結果に自らの未熟さを思い知らされていた時であったかと思います。
とにかく苦しかった…
リアルにお金を失っていく事に吐き気を感じ一時トレード自体から離れようとさえ真面目に考え始めていました。
このような苦しい時に、まさに今自分が成長しているなんて感じる事は出来ませんでした。
しかし、11月に入り序盤に4pips損切5連敗を経験した時にメンタルを取り乱さずに、最後に大きなプラスを取る事が出来た日がありました。
これは、その前の地獄のような月に怒涛の10連敗を既に経験していたことが大きかったと思います。
相場の世界では10連敗もありえると皆言いますが、本当に10連敗までいった時のメンタルは想像を絶するものです。
そういった意味では、この漫画のような10連敗という体験が私にとっては重要な経験となっていたのだと思います。
結局その日は1日トータルではマイナスとなっておりますが、そこでトレードを止めることなくエントリーをたんたんと続け、最後に利確をしっかり待って取る事ができたのです。
恐らく10連敗をした時の恐怖経験が無ければ、その場で取り乱し『もうトレードやーめた!』と逃げ出していたかもしれません。
しかし、その日は本当にメンタル的に大きな影響もなくいつも通り自分のタイミングでトレードを継続していました。
負け続けながらも毎日のようにトレードを検証し、試行錯誤し、情けないながらも目標設定さえも下げ、それでも一歩ずつ前に進もうとしている現在はもしかしたら成長の過程にいると言えるのかもしれません。
そして今後も今まで経験した事が無いような大きな苦痛の場面に出会うかと思います。
そんな時に、この一文は自分に勇気を与えてくれる一文になると思います。