やればやるほど難易度が高く感じるスキャルピング。このスキャルピングで億トレーダーになった方はいったいどのくらいいるのかなぁ?
そんな何気ない思いから『スキャルピング・億トレーダー』でググると5年間で7億8千万稼いだというとんでもない記事を発見しました。
スキャルピングという難易度の最も高い分野で、このようなとんでもない成績を残されている方の名前は近藤FXさんという方。
私が発見した記事はやや古いらしく、その後は更に資産を増やし10億を達成している模様。
そして私が最も興味が引かれたのが、この方は取引通貨はドル円のみで億トレーダーになっているという点でした。
スキャルピングでドル円。まさしく今の自分が取り組んでいるトレード環境と同じなのです。
今回はこの近藤FXさんから自分なりに何か学びが得られるよう感じたこと、思った事などをまとめておきたいと思います。
目次
まず驚いたのはトレード回数です。
近藤FXさんの一日のトレード回数は平均して50回程度。しかし相場に動きがある時は、一日になんと300回のトレードを行うとのこと。
私は一月平均で50回程度ですが、それでもまぁまぁ多い回数と思っておりましたが、一ヶ月では無く1日の平均が50回というのには正直驚きました。
しかし、更に驚いたのは動きがあると300回程度トレードするという点。
これは5時間くらい集中して頑張ったとしても一時間に60回はトレードする計算です。
仮に5時間とした場合は約1分に一回のトレード、張り付いて10時間頑張ったとしても2分に1回はトレードをしている計算となります。
正直、私の想像していた世界とは次元が違うと言いましょうか…
とにかく凄すぎるの一言です。
平均トレード回数だけでも開いた口が塞がらないほど驚いた私ですが、更に驚いたのはポジションの保有時間です。
近藤FXさんのポジション保有時間の平均値は約20秒程度とのこと。どんなに長くても1分以上は保有しないのが原則。
しかも最も短い時は1秒で決済するケースもあるらしいのです。しかしなんとも1秒って…(^^"
しかし、トレード回数を考えると圧倒的に保有時間が短いというのは納得がいきます。
尚、平均の利食い幅は1~2pips程度で勝率は6割から7割程度。小さく積み上げていくのが近藤FXさんのスキャルピングスタイルという事になります。
仮に勝率7割、一日50回のトレードで1pipsの利食い・損切を積み重ねた場合35pips勝って15pips負けてトータルプラス20pipsという計算になります。
もし動きがあり300回トレードしたとすると210pips勝ち、90pips負けトータルでプラス120pipsとなります。
当然、こんな綺麗な結果にはならないでしょうが、これだけのトレード回数があれば統計データとしての母数が大きくなるため割と信頼できる期待値が見えてくるのではないでしょうか?
私はストレスに弱いのでトレードの保有時間が短いのが理想と常々考えておりました。
長時間引っ張ってやられるならば設定した損切ラインに達する前に裁量で切る事でストレスにさらされている時間を軽減するという作戦も実際に実行しております。
しかし、保有時間にこだわっていた私でも目標は10分以上保有しない、理想は5分以内という感覚で考えていました。
平均保有時間が20秒なんて世界があったのですね。
更に更に驚いたのが、これだけ短時間のスキャルピングを行っているにも関わらず、細かいリスクヘッジまで行っている点です。
トレードする枚数は2017年の時点では800万通貨。(現在はもっと大きいのかもしれません)
その800万通貨を5社の口座に分けて注文を発注しているとのこと。
こうなってくるともはや神業の域に感じますが、こうして口座を分散する事のメリットは、不意にどこかの会社がサーバーがダウンしても最小限のダメージで食い止める事が出来るという事だと思います。
なんせ800万通貨ですからね(^^"
無粋な私は思わず先ほどの一日50回トレードしたケースで考えてしまい、20pips×800万通貨=160万円(^0^)という計算をしてしまいます。(笑)
尚、手法については詳しくは解りませんでしたが、頭の中にあるチャートパターンとプライスアクションを頼りに瞬時に判断しながらトレードをしていくスタイルをお見受けしました。
メインで見ているのはTICKチャートという事なので、まさに反射神経の世界と言えるかもしれません。
私もTICKチャートを一時期使っていたので再度復活させようと思います。
あまりにも凄すぎる為、一応参考になるかならないかは別として…
今回近藤FXさんという方のトレードスタイルを見て感じたことは、何事も突き詰めて極めていく事が重要という点です。
普通に考えて1日100回も200回もトレードをするというのは心身ともに疲労が半端ない世界であると思います。
しかし、そこまでやっているからこそ一般の人が到達できないような、桁違いのとんでもない結果を叩き出す事ができているのだと思います。
今回の近藤FXさんの天才的なトレードスタイルと同じようなトレードが出来るかできないかと言えば正直難しいと思います。
しかし、自分と同じドル円という通貨、かつスキャルピングというスタイルで億トレーダーになっている方が実際にいるというのは大きな励みとなりました。
FXトレードを真剣に取り組み始めて、未だ尚、全く勝てずにいますが努力を惜しまず最終的には必ず勝ち組になれるように頑張っていこうと思います。