私は普段のFXトレードはほぼ全てSBIFXの2WAY注文を使っております。
2WAY注文を使う利点は、相場の動きを見ながら自分がここだと思うポイントで成り行きでエントリー。更にエントリーした瞬間に指値、逆指値注文が同時に入り利確と損切注文まで完結させることが出来る点にあります。
現在ではどこの証券会社でも同じ注文方法が取れるのでエントリーは裁量、決済は設定値で自動決済という取引を重視する方にはとれも便利な方法です。
尚、注文発注後に指値、逆指値を変更する事も可能となる為、利確幅だけ少し広めに設定しておき、利確を裁量で行う事も可能です。
今回は初心者向きにIFOCO注文をする際の手順と間違いやすいポイントをまとめておきたいと思います。
目次
IFDOCO注文(イフダンオーシーオーちゅうもん)は、この2WAY注文の裁量エントリー部分をあらかじめ設定した価格で注文する、いわゆる完全に自動化されたエントリーを可能とする注文方法です。
個人的にIFDOCO注文を使い始めたのは最近になってからのことです。
具体的にIFDOCO注文を使うシーンとしては、日中など相場を見ていられない時に自分が想定する押し目ラインなどに注文を設定しておきたいような場面で使っております。
その目安としているラインに来たら自動で発注が完了し、かつ発注と同時に利確と逆指値の注文も完了する。
その為、想定外の動きが起きても大きな痛手をこうむるような事が無く、一定の成果が出たら自動で利確決済が完了されている点がこの注文方法が魅力的な点であると言えます。
特に日中はずっとチャート画面を見続ける訳にもいきませんから多くの兼業トレーダーにとっては必須とも呼べる注文システムであると言えるのではないでしょうか?
IFDOCO注文方法を始めて使う方はOCO部分の設定でどっちが利確でどっちが損切?と迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
私は何度も使用しているのに未だに『OCO1は注文価格より高い数値で設定してください』みたいな文言が出てきて驚く時があります。
そこで今回は自分の覚書としてIFDOCO注文方法と注文手順をまとめておきたいと思います。
ここでは私が使用しているSBIFXトレードの画面での説明となりますが、現在IFDOCO注文が使用できない証券会社はおそらく皆無だと思いますのでどの証券会社でも手順は同じかと思います。
まず、画面左上にある『取引』というタブをクリックすると、複数の注文方法のタブが羅列表示されますので、その中のIFDOCOという項目をクリックします。
もしくはチャート画面を開きチャート上で画面を右クリック、PADであれば画面上でタップを行います。
続いて注文方法の選択ですが、ポップ表示されたメニューの中にIFDOCOという項目があるのでそちらをクリックします。
すると注文画面が現れますので、後はこの注文画面にエントリー価格、利確ポイント、損切ポイントの数値を入力し『確認ボタン』を押すだけで注文が完成です。
例えば現在戻し目中でドル円が112.85ライン近辺をうろうろしている状況だとします。
そこで112.80の押し目ポイントまで下がったら買いエントリーをしかけようとしているとします。この場合は指値112.80の買い注文ですね。
その際、利確は10pipsで設定するとしたらOCO1は112.80から10pips上の112.90で売り注文を入れます。
また損切は4pipsとする場合、OCO2は112.80から4pips下の111.76で売り注文を入れて全て埋まったら確認ボタンを押します。
最後に注文確認をチェックし上の画像の赤い丸の部分にある『注文ボタン』をクリックしてIFDOCO注文が完成です。
例えば前述したケースと同じ利確、損切価格で現在112.85近辺に居て112.80まで下がったら売りエントリーをしかける場合はどうでしょうか。
この場合は112.80まで下がったら売りの逆指値注文をまず入れます。
続いて利確ポイントとなるOCO1は112.80から10pips上の112.90で売り注文を入れます。
更に続いて損切ポイントとなるOCO2は4pips下の112.76で売り注文を入れます。
最後に注文確認をチェックし図の赤い丸の部分にある『注文ボタン』をクリックしてIFDOCO注文が完成です。
IFDOCO注文を行う場合は、利確はOCO1・損切はOCO2と覚えておくと便利です。
慌てて注文を入れようとすると逆の数値を入れてしまい注文できない事態になりかねませんので、繰り返し注文練習を行い数値の入力に慣れ、自分が使用している証券会社のシステムに慣れておく事が大切かと思います。