トレンドフォロー手法でトレンド方向にエントリーしても普通に負ける件に対する対処法2つ
トレンドフォロー手法でトレンド方向にエントリーしても普通に負ける件に対する対処法2つ
◆相場を見続けてきた中で感じた2つの対処法
スキャルピングではラウンドナンバーのファーストタッチのみ逆張り等の手法が広く知られておりますがトレンドフォロー主体の手法を使われている方もいらっしゃると思います。
今回はスキャルピングでトレンドフォロー系手法を使う際の個人的な見解をまとめておきたいと思います。
また、私なりに相場を見続けてきた中で感じた、2つの対処法について解説していきたいと思います。
目次
◆後退しかしない相場に出くわすことも
トレンドフォローのスキャルピングでまず最初にぶつかる壁がトレンド方向にエントリーしても結構負けるという現実ではないでしょうか？
相場によっては結構負けるどころか信じられないほど負け続けることもあります。
2歩進んで1歩下がる、そんな時はモチベーションも高く頑張れます。
但し、1歩進んで2歩下がる程度なら正常な意識で向き合うことができますが、一歩も進まず後退しかしない相場に出くわすことも現実的にあります。
どれだけ期待値の高いと思われる手法を身に着けていたとしても、地合いが悪ければ負けますし短期足主軸のスキャならなおさら負け続ける時があるのです。
実はレンジでした・・・・ならまだ腑に落ちるのですが上位足から下位足まで綺麗なトレンドでトレンド方向にエントリーしても負ける事が多いのがスキャルピング。
私はこれでもか！ってほどやられまくり、最終的に「そういうもんなんだ・・・」と受け入れるまでが結構長く、それまで色んなフィルターをかけてはその都度対策するなど相場に振り回されてきました。
尚、私の場合はこのような理不尽に負け続けていると感じた時に以下のような事をしていました。
◆ルールを破ってトレード
一つ目はルール破り。これは理不尽が続くことで相場に違和感を感じている訳で、今の手法に不安を感じている為、その場の感覚で打ち始める現象。
リアルトレード配信等を見ると凄腕の方も普通にされているので、これは誰もが通る道のようです。
ただやっかいなのは、ちょっとだけその場でルールを変えてみたりしながら裁量要素まみれの再現性の低いトレードをしている自分に気が付いていない事。
また、これはこれで時々勝つのでなおさらやっかいです。
言うまでもありませんが再現性の無いトレードで生き残れるほど相場の世界は甘くありません。
長期的には養分まっしぐらです。
◆新しいフィルターをかけて厳選する
負け続けている時の特徴をパターン化して期待値を1%でも高めるためにもフィルターは重要です。
しかし、負けるたびに新たなフィルターを増やしていく行為は絶対的にNGです。
ただでさえ難しいのがトレード。
ルールを増やし過ぎるとトレードが更に複雑になり、最終的にトレード回数そのものも激減するのでお勧めできません。
そもそもトレード回数を減らして精度を上げるなら時間足を上位足に変え、デイトレやスイングに切り替える方が理にかなっています。
実際多くの勝組と言われる方々はスキャから入り、デイトレやスイングへ移行している方が多いと思います。
では、ここからは私なりに相場を見続けてきた中で感じた、負け続けた時の2つの対処法について解説していきたいと思います。
◆①新しい手法を試す
実も蓋もない。と思う前にもう少しお付き合いください(笑)
その都度手法を変えるのは私もお勧めしません。しかし、自分に合わないと感じる手法であれば新しい手法を試すことは悪くないと思います。
ある程度結果が伴っている手法であっても相場は変わりますし、「チャートだけが正しいという諦め」が腑に落ちたならば「自分自身が相場に合わせて変わっていく」しか成すすべはありません。
ただ、一から新しい手法を検証しなおし、更に実践で体験しながらその手法をブラッシュアップし再現性の高い期待値を探し続ける根気と努力が必要です。
そして次こそは期待値もそこそこで自分自身が納得のいく手法に辿り着くかもしれません。
トレード回数を稼ぎ検証母数も稼ぎやすいスキャルピングを習得したいのであれば、この姿勢は大切であるとも思います。
◆②受け入れる(一番良いかもしれない答え)
トレンド中にトレンド方向にエントリーしても負け続ける時の一番良いかもしれない対策は「負けを受け入れること」です。
あほか！と思われるかもしれませんが、投げやりではなくそれなりの根拠があります。
実際トレンド方向にエントリーしていると多少変なエントリーになっても勝ててしまう事も結構あります。
押し目買いでも戻り売りでもブレイク飛び乗りでも、どこでポジションを取っても波に運ばれて勝ってしまうような状況です。
負け続ける時の逆で不自然なほどに勝ち続けてしまう事もあるのですね。
具体的には上昇トレンドで1分足が20本連続で高値更新なんて場面もザラにありますし、小さな損切幅でも勝ち続けてしまう時があるのです。
勝ちに不思議な勝ちありという元楽天の野村克也監督の言葉に近い状態です。
負けを受け入れるなんて誰もが解っている事。
ただ、解っていると出来ているとは全く違う話で、ここを消化しきれていなかった頃の私はエントリーすべき場面でエントリーが出来ないという事を繰り返していました。
そんな時、笑ってしまう話に思えるかもしれませんが、とある漫画のセリフで私は勝てないまでも負けないレベルまで成長することができました。
赤城シゲルの最も傑出した才能・資質は自分の判断を信じる才能。揺れない心。
知ってる方いますかね(^^"
まずは歯を食いしばってでも自分の判断を信じる事。その上での負けなら受け入れるというシンプルな対処法です。
◆トレンド方向にエントリーして毎度負け続けることも難しい
結局のところ長期的目線で見るとトレンド方向にエントリーして負け続けるなんてことも難しい、というか不可能という事です。
どこかで勝ってしまいます。
波に乗っていると勝ってしまう事が多いという経験を何度も体験すると少しずつこの感覚が解るかと思います。
スキャルピングはスプレッドの影響が大きく、ロングかショートかの2択の相場であっても初めから50対50ではありません。
相場が波で出来ている以上、波の方向にポジションを持ち続けることでようやく50対50に近づくことができるかもしれないという厳しすぎる世界へのひとつの考え方にすぎません。
結局正解のない世界ですから色んなことを試しながら、これはひょっとしたら正解に近いかも？とチャレンジし続けるしかない訳です。
きびしーーーー！(笑)